NRC容器とは
現在、市場で流通している冷媒用フロンガスの容器には、主に再充填が可能なRC容器(回転容器)と、再充填が禁止されているNRC容器の2種類がございます。
RC容器(回転容器)には期限があり、定められた期間までに購入先へ返却が必要です。
そのため、不定期な現場を持つ工事店様などでは少々使い勝手が悪い部分がありました。
そこで登場したのがNRC容器です。
こちらは購入した時点で中身のフロンガスはもちろん、NRC容器もお客様の所有物となります。
そのため、いつまでに返却しなくてはならない、といった使用期限はありません。
ただし、再充填することができない特性上、使い切ってしまった容器はただの空きボンベとなります。
そのため、こちらはメーカー側のサービスで無料回収を行っています。
NRC容器の返却方法
メーカーにより多少の差はありますが、おおよそ以下の流れでNRC容器の返却依頼が可能です。
容器外箱のQRコードやホームページから入手できる返却依頼書に、引き上げ場所や回収本数といった必要事項を記入します。
記入した返却依頼書をメーカーに送ります。
送り方としては、現状FAXが主流な手段となっています。
メーカーが手配した運送会社がNRC容器の回収に伺いますので、引き渡しを行い完了となります。
その際、何点か注意事項がございますので、予め下記の注意事項をご確認くださいませ。
NRC容器返却依頼書ダウンロードページ
当社で販売しているメーカーのNRC容器返却依頼書は、下記のボタンをクリックするとダウンロードが可能です。
上記フォーマットで回収依頼が可能なガス種には一定の制限があります。
回収依頼ができない種類のボンベをお持ちのお客様は、当社までお問い合わせください。
NRC容器返却を行う際の注意事項
- 空容器はダンボールに入れた状態で返却すること
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運送会社に引き渡す際、ボンベ単体の状態だと返却を断られる場合がございます。
そのため返却時には、購入時にボンベが入っていたダンボールに入れた状態で引き渡しをお願いいたします。
購入時のダンボールを破棄してしまっていた場合は、それ以外のダンボールでも問題ありません。 - ダンボールの破損、水濡れを避けること
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ダンボールが破れていたり、水濡れをしていると運送会社に集荷を断られる場合がございます。
返却までの期間、屋外に保管していて水濡れしてしまい、返却ができないケースが多く見受けられます。
お邪魔かとは存じますが、引き渡しまでの間は水濡れのしない屋内や屋根の下で保管するようお願いいたします。 - 他社メーカーの容器を送らないようにすること
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当然ながら各メーカーが返却を受け付けているのは、あくまでも自社で販売しているNRC容器のみです。
そのため、他社の容器を誤って引き渡してしまった場合は、着払いにて返送される場合がございます。
複数メーカーの商品を購入されている場合は、どのメーカーの手配した運送会社なのかを引き渡し時によく確認するようにしましょう。 - バルブを確実に閉めること
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そのままの内容ではありますが、ボンベのバルブは確実に閉めて返却を行ってください。
少しでも緩んでいたりすると、微量に残ったガスが漏れる場合がございます。